
あ~、気持ちよかった^^ここ、マッサージもしてくれちゃったりするの

あ、吉乃ちゃんおかえり~^^ホントありがとね、こんな素敵なとこ用意してくれて^^

え?

いや、吉乃ちゃんから「日頃の合戦の疲れを少しでも癒してほしい」なんて言ってもらえて・・・もう、最高だよ・・・

何言ってるかわかんないんだけど・・・

またまたぁ・・・吉乃ちゃんでしょ?ここの招待状送ってくれたの?

・・・・・・私はいつもどおり蒼天さんから招待されたんだと思ってたんだけど・・・違うの?

だって、これ・・・


こんなの知らない・・・

え?

私は、いつもどおり、蒼天さんからメールが来たから・・・いつもの温泉デートでしょ?
「温泉行くZeeeeee!」ってメールくれたじゃん・・・誘ってくれたの久しぶりだし、ちょっとうれしかったんだから・・・

最近はお金なくて・・・って、送ってないよ・・・

??なんかよく分からないんだけど・・・

この招待状、ほんとに吉乃ちゃんじゃないの?誰だ、こんないたずらするの・・・

よく分からないけど、別にいいんじゃない?さっき、マッサージの人が「お代は既にいただいておりますので」って言ってたし、お金払わなくていいんでしょ?

う~ん・・・誰だろこんなことするの・・・ま、そのうち「実は私でした~^^」とかカミングアウトしてくるかもね・・・

ご飯の前に、温泉行ってくるね^^
時間は午後6時をまわっていた。薄暗くはなっているが、窓からは山のふもとの町並みが一望できる。
蒼天は1人自分の城下町を眺めつつ、高殿を作りすぎたことを少し後悔しながら、2本目の缶ビールのタブをあけていた。